ペイ・フォワード 可能の王国

Pay It Forward 


上映時間:2時間4分 

制作年:2000 

制作国:アメリカ 

監督:ミミ・レダー 

ジャンル:ドラマ 

 

[STORY] 

中学1年生のトレヴァー(ハーレイ・ジョエル・オスメント)は、アル中の父(ジョン・ボン・ジョヴィ)が家出をしているためバーで働き同じくアル中になっている母アーリーン(ヘレン・ハント)と2人暮らし。ある日、社会の授業でシモネット先生(ケヴィン・スペイシー)が出した“自分の手で世界を変える方法”の課題に対し、トレヴァーは“ペイ・フォワード”計画を思いつく。1人の人間が3人の人間に親切をし、さらにそれぞれ親切を受けた者が3人に親切をしていくというものだ。一方、そんなトレヴァーの企みで、母と独身のシモネット先生は急接近する。顔と体に大きな火傷を負っているシモネットは中々心を開かなかったが、2人はやがて結ばれる。しかしトレヴァーは、いじめられていた友人を助けようとして、いじめっ子に刺されて死んでしまった。だが彼の“ペイ・フォワード”計画は街中に広まっており、街の人々は亡きトレヴァーを追悼するのだった。 


[CAST]

トレバー・マッキニ―:ハーレイ・ジョエル・オスメント 

ユージーン・シモネット:ケビン・スペイシー 

アーリーン・マッキニ―:ヘレン・ハント 


「世界を変えるために自分に何ができるのか」というシモネット先生が出した課題。大人だって、今までに世界を変えるために何ができてきたのか、これから何ができるのかパッと思い浮かぶ人はなかなかいないのではないでしょうか。自分自身、こうしたいなって思っていても、なかなか行動に移せず、どうしても現状維持を選んでしまう。それは、変化することに臆病になったり、もし失敗したらと思うと怖くて行動する勇気がもてないところに大きな要因があるように思います。シモネット先生もそうだったはずです。 

でも、自分の思い描く世界がトレバーのいう「ペイフォワード」の成り立つ世界、人に働きかけて、それが「ペイフォワード」の一部であると感じることができれば、変えられる。この映画の登場人物の心の変化、行動を見てそう感じられました。 

見返りを期待しない「ペイフォワード」の精神をもつ生き方は、人間本来の感情であり、そういう世界に生きることが、本当の幸福なのではないでしょうか。

   

Kino

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